家電

はたして「自動掃除機能付きエアコン」は人間に替わってどこまで掃除してくれるのか?

発売当初は「10年間掃除不要エアコン」と大々的に宣伝していた

自動掃除機能付きエアコンは発売当初は「10年間掃除不要エアコン」とうたい文句で大々的にCMを流していました。しかし、いつもまにか、そのうたい文句は消えてしまいました。

現在では、各メーカーうたい文句が変わっています。

パナソニック:「フィルターお掃除ロボット」

ダイキン:「フィルター自動お掃除」

シャープ:「フィルター自動掃除」

三菱:「フィルターおそうじメカ」

日立:「フィルター自動お掃除」

共通して変更になったのは次の2点です。

1.「フィルター」という言葉が追加された。

あくまで自動的に掃除するのは「フィルターだけ」ということです。フィルター奥にある「熱交換器」「送風ファン」「ドレンパン」「送風経路」などは、自動掃除しませんと暗に言っていることになります。

2.「掃除不要」という言葉が消えた

「掃除不要」という言葉が消えたということは、自動掃除機能が付いていても「掃除は必要」という意味です。

エアコンメーカー各社の「おそうじ機能」への説明

パナソニック

Q.お掃除機能がついていると、自分でお手入れはしなくてもいいですか?

状況によっては、お手入れやクリーニングが必要です。
・台所などの油汚れが気になる場所
・台所とつながった部屋
・たばこを吸われる
・動物を飼っている等

Q.なぜクリーニングが必要なのか?

・ファンや熱交換器などには、年数経過と共にニオイや汚れが付着します。
・エアフィルターに付着した油汚れ、たばこのヤニ汚れ、ペットの毛などは、お掃除機能では取り除くことができません。
・ニオイや頑固な汚れが付着したり、万が一カビが生えた場合はお掃除機能では、取り除くことができません。

【パナソニックホームページより引用】

ダイキン

【エアフィルター】
■ 自動掃除 「 入 」 で使用される場合は、基本的にエアフィルターのお手入れの必要はありません。 汚れが気になる時には取り外して洗うことができます。
■ ホコリをためるダストボックスのお手入れが必要になります。
【ダストボックス】
■フィルター自動おそうじ機能で集めたホコリをためる部品です。
■ ダストボックスのおそうじ時期をおしらせするサインがついた場合に、たまったホコリをすて、汚れている場合はお手入れをしてください。
■お手入れ時期はお使いの機種により異なり 3年 ~ 10年です。

【本体内部】
■ エアフィルターをはずした本体内部 ( アルミフィン部分など ) は、お客様でお手入れすることができません。
汚れが気になる場合など内部洗浄が必要な場合は、お買い上げの販売店または当社にご依頼ください。

【吹き出し口】
■ 室内機の吹き出し口などエアコン内部は、お客様でお手入れすることができません。 室内機の吹き出し口に物や手を入れての清掃は、重大なケガや部品の破損を引き起こすおそれがあります。 汚れが気になる場合などお手入れが必要な場合は、お買い上げの販売店または当社にご依頼ください。 本体内部や吹き出し口のお手入れが必要なお客様は当社でエアコンクリーニングをお申し込みいただけます。

【前面パネル】
■ 水または液体中性洗剤を含ませたやわらかい布で軽くふいてください。 取り外してお手入れすることもできます。

【ダイキンホームページより引用】

シャープ

フィルター自動掃除運転を使用している場合 6カ月に1回は、エアーフィルターを取りはずして汚れ具合を確認し、汚れている場合はお手入れしてください。 フィルター掃除運転をご使用でない場合(またはフィルター自動掃除運転を搭載していない場合) 2週間に1度、エアーフィルターのお手入れをおこなってください。 エアコン内部に黒カビなどが発生している場合は、エアコンクリーニングをおすすめします。 お手入れをおこなってもカビ臭いなどの症状が改善しない場合は、エアコンクリーニングをご検討ください。

【シャープホームページより引用】

三菱電機

「フィルターおそうじメカ搭載機種は、自動的にエアフィルター掃除を行ないますが、油汚れやタバコのヤニ汚れが気になる時は、お手入れをしてください。

【三菱電機ホームページより引用】

日立

日常的なお手入れは不要ですが、下記のように状況によってはフィルターに埃や汚れが蓄積することがあります。その場合にはフィルターを取り外してのお手入れやエアコンクリーニング(内部洗浄)が必要になります。

たとえば…
・油汚れが気になる場所(台所など)
・台所とつながった部屋
・喫煙される方がいる
・動物を飼っている

[エアコンクリーニング(内部洗浄)が必要となる理由]
ファンや熱交換器の周辺はステンレス素材により汚れにくくはなっていますが、年数経過と共にニオイや汚れは付着します。
エアフィルターに付着した油汚れ、たばこのヤニ汚れ、ペットの毛などは、お掃除機能では取り除くことができません。
ニオイや汚れが頑固に付着したり、万が一カビが生えた場合はお掃除機能でも、取り除くことができません。
エアコン内部にも汚れが蓄積することにより、エアコンの効率低下の原因になることもあるので、状況に応じたメンテナンスは必要です。

【日立ホームページより引用】

自動掃除機能が付いていても、内部にカビは繁殖します

各メーカーともに「熱交換器」「送風ファン」「ドレンパン」「送風経路」などは、汚れたりカビが生えたりすると言っています。なので、「自動掃除機能」が付いているエアコンでもエアコン内部は汚れてしまうのです。

エアコン内部のパーツを汚れにくいカビにくい素材を使っているエアコンもありますが、実際には汚れていたりカビが生えてしまっていることも珍しくはありません。

本当に「自動掃除機能」は必要なのか?

いままで述べてきたように、「自動掃除機能」があっても、どうしても内部は汚れてしまうので、エアコン分解クリーニングは必要なのです。

しかも「自動掃除機能」ついているエアコンは、通常のエアコンよりも内部にホコリがたまりやすいのです!

見た目は通常エアコンでも、ロボットエアコンでも室内機の大きさには変わりありません。でもロボットエアコン内部にはフィルターを自動的に掃除する部品がエアコン内部に埋め込まれています。

ということは、ロボットエアコン内部は非常にゴチャゴチャしていて、複雑になっています。その複雑な内部に「ホコリ」がたまりやすいのです。

たしかにフィルター掃除の頻度は少なくなるかもしれませんが、汚れ方は通常エアコンと同じかそれ以上なのです。

アナタにとって「自動おそうじ機能」は、本当に必要なのかどうか考えてみて下さい。

「自動掃除機能」でなく「掃除しやすさ」を求めるべき

自動掃除機能エアコンを購入された方は、「一切掃除をしなくてもいい」と考えているかたが多いなあと感じます。エアコンに限らず、家の中の掃除は永遠になくならないと思います。毎日掃除機をかけても、ホコリは積もるのです。

各エアコンメーカーは、ライバルと競うように毎年毎年新しい機能をエアコンに組み入れてきます。

・加湿機能

・フィルター自動掃除機能

・空気清浄機能

そのたびにエアコン内部は、より複雑になってきます。複雑にななればなるほど、メンテナンスしにくくなります。

汚れるのであれば「自動掃除機能」ではなく、「掃除しやすさ」を求めるべきだと思います。

「掃除しやすいエアコン」とは、シンプルな構造のエアコンです。

シンプルなエアコンであれば、メンテナンスも容易で掃除しやすいのです。

ロボットエアコンは通常エアコンよりも数万円高いかと思います。

通常エアコンを買えば、その数万円が浮きます。浮いた数万円で、必ず必要なエアコンクリーニングの費用に充てることも出来ます。

 

 

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