「粉ふるいがない…どうしよう?」
お菓子作りやパン作りの途中でそんなピンチに陥ったこと、ありませんか?
実は、わざわざ買わなくても、身の回りの道具で十分に代用できる方法がたくさんあるんです。
この記事では、粉ふるいの本来の目的や、ふるいがなくても“ふわっと”仕上げるための工夫を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
「家にあるもので代用したい」「失敗せずに仕上げたい」そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

粉ふるいの役割や代用品がない場合の方法についても紹介しているので、最後までチェックしてくださいね♡
粉ふるいの代用品7選|家にあるもので簡単に代用できる!


「粉ふるいがないとき、代わりになるものって具体的に何があるの?」
そんな疑問にすぐ答えられるように、家にある道具を使った代用アイデアを紹介していきます。
① ざるで代用する
粉ふるいの代用品として、一番身近にあるのが「ざる」です。
特にステンレス製の目が細かいざるは、ふるいとしての役割をしっかり果たしてくれます。
使い方はとても簡単で、ざるをボウルの上に置き、そこに粉を入れてスプーンで軽く叩けばOK。
細かい粒子がふんわりと落ちて、ダマのないきれいな状態に仕上がります。
ただし、網目が粗いざるだと粉が落ちすぎて均一にならないことがあるので注意が必要です。
粉がざらっと落ちてしまうと、生地の仕上がりにも影響してしまいます。



ざるは作業スペースも広く取れるので、粉の量が多いレシピにはすごく便利!
網の細かさだけはチェックしてから使ってくださいね♪
② 茶こしで代用する
「ざるがない…!」というときに頼れるのが、キッチンに1つはある「茶こし」です。
サイズは小さいですが、細かい目が粉ふるいにかなり近い働きをしてくれます。
使い方は、茶こしに粉をすくい入れて、スプーンでトントンと優しく叩くだけ。
少量の薄力粉やベーキングパウダーをふるいたいときにぴったりです。
ただし、一度にたくさんの粉をふるうのには不向きなので、クッキーなど少量のレシピでの使用がおすすめです。



小さな茶こしでも、けっこうしっかり粉がふるえますよ!
洗いやすくて、後片付けもラクなのが嬉しいポイントです〜♪
③ 味噌こしで代用する
細かい網目が特徴の「味噌こし」も、粉ふるいの代用品になります。
粉をすくって、スプーンなどでトントンと軽く叩くと、ふわっと均一に粉を落とせます。
ステンレス製であれば静電気も起きにくく、後片付けもラクです。
ただし、サイズが小さいものが多いため、一度にたくさんの粉をふるうのには向いていません。
少量のクッキーやパンケーキ作りにはぴったりです。
粉が詰まりやすいので、一気に入れず、少しずつ使うのがコツ。
無理にこすると網が傷むので、やさしく叩くように使いましょう。



味噌こしって、ふだん使ってない方も多いけど…実はかなり優秀!
網の細かさがちょうどよくて、ダマ知らずに仕上がりますよ♪
④ アク取りで代用する
アク取りの網目も細かく、粉ふるいの代用品として活用できます。
スプーンで軽くトントンと叩けば、粉がふわっと落ちてくれるので、ふんわり感のある仕上がりになります。
ただし、持ち手が短いタイプは使いにくいこともあるため、安定して持てるものを選ぶのがおすすめです。
大きめのボウルにアク取りをかけて作業すると、粉がこぼれにくくスムーズですよ。
見た目以上に使いやすく、ちょっとしたお菓子作りにはぴったりです。



アク取りって意外と万能♪
持ち手の角度によっては使いにくいこともあるけど、私はけっこう愛用してます!
⑤ 泡立て器で代用する
泡立て器を使って、ボウルの中で粉をグルグル混ぜるだけでも、ダマをなくす効果が期待できます。
ふるうというより「ほぐす」に近いですが、軽く空気を含ませることができ、生地がやわらかく仕上がります。
ポイントは、粉を入れてから静かに円を描くように混ぜること。
勢いよく混ぜると粉が舞ってしまうので、ふんわり優しくがコツです。
粉が均一になれば十分ふるったのと同じ効果があるため、時間がないときにもぴったりの時短代用法です。



ふるいとは違うけど、泡立て器でくるくる混ぜるだけでも、けっこうなじみますよ!
洗い物も少なく済むからズボラさんにもおすすめです〜♪
⑥ フードプロセッサーで代用する
フードプロセッサーも粉ふるいの代用として使えます。
本来の用途とは違いますが、粉を撹拌することでダマがほぐれ、ふんわりした状態になります。
使い方はシンプルで、容器に粉を入れて数秒間スイッチを入れるだけ。
細かく撹拌することで、粉のかたまりが均一にほぐれて空気を含みます。
ただし、長時間かけすぎると粉が舞ったり、モーターに負担がかかることもあるので注意。
また、バターなど他の材料が残っていると、粉が湿気を吸ってダマになりやすいため、容器はしっかり洗って乾かしておくのがポイントです。



正直ちょっと意外かもしれないけど…ちゃんと乾いたプロセッサーならいい感じにふわっと仕上がります♪
多めの粉を一気にほぐしたいときには便利ですよ!
⑦ ジップ袋で代用する
粉をふるう道具がまったくないときでも、ジップ袋があれば代用可能です。
袋に粉を入れて、外から手でやさしく揉むだけで、かたまりがほぐれて均一な状態に近づきます。
しっかり空気を入れてから袋の口を閉じると、粉にほどよく空気が混ざり、ふんわり感も出しやすくなります。
ただし、強く揉みすぎると袋が破れたり、粉が飛び出すこともあるため、やさしく揉むのがポイントです。
また、湿気の多い環境では粉がダマになりやすいので、なるべく乾いた状態で作業することをおすすめします。



最後の手段って感じだけど、ジップ袋も意外と使えます!
後片付けがラクなのも、ズボラ派にはうれしいポイントですよ〜♪
各代用品は、粉ふるいがないときにあると非常に便利です。
それぞれの特性を活かして、料理の幅を広げてみてくださいね。
粉ふるいの目的は?
粉ふるいが必要な4つの理由


粉ふるいは、お菓子作りの下準備として欠かせない工程です。
「なんとなくやっている」という方も多いかもしれませんが、実はきちんと理由があるんです。
ここでは、粉ふるいが必要とされる3つの主な理由を紹介します。
① 粉を均一にする
小麦粉やココアパウダーなどは、袋の中で偏りが出やすく、粒子の大きさにばらつきがあります。
ふるいにかけることで、粉の質感が整い、混ぜ合わせたときにムラができにくくなります。
とくにベーキングパウダーや重曹など、少量でも全体に均一に混ざっていてほしい材料が入っている場合には、粉ふるいが効果を発揮します。
② 空気を含ませる
粉をふるうことで、粒子の間に空気が入り、ふんわりとした仕上がりに近づきます。
この「ふわっと感」は、焼き上がりの軽さや口当たりに直結するため、お菓子作りではとても重要なポイントです。
とくに、スポンジケーキやシフォンケーキのような、軽さが命の生地では粉ふるいの有無が食感を左右します。
しっかり空気を含ませた粉を使うことで、焼き上がりに差が出ます。
③ 不純物を取り除く
粉類には、製造や保管の過程で微細な異物や固まりが混入していることがあります。
また、使いかけの粉では、袋の口から小さなごみや乾燥したかたまりが入り込むこともあります。
粉ふるいを使うことで、これらの不純物を取り除き、安心して調理できる状態に整えることができます。
とくに、目の細かいふるいを使えば、粉以外の異物をしっかりキャッチできます。
④ ダマをなくす
粉類は、保管中の湿気や圧力などによって、細かいダマができやすくなります。
そのまま使うと、生地の中に粉のかたまりが残ってしまい、仕上がりにムラが出やすくなります。
粉ふるいを使えば、目に見えにくい小さなダマもしっかり除去でき、生地がなめらかに整います。
とくに、ココアや片栗粉など、ダマになりやすい素材を使うレシピではふるいが欠かせません。
粉ふるいの代用品がどうしてもない場合のアイディア
粉ふるいの代用品がどうしても手元にない場合でも、工夫次第でなんとかする方法はあります。
ここでは、専用の道具がなくても試せるシンプルなアイディアを紹介しますね!
粉を振るわずに使う
一部のレシピでは、粉ふるいを使わなくても仕上がりに大きな影響が出ないことがあります。
ホットケーキや蒸しパンなど、混ぜすぎに注意すればそのまま粉を加えても問題ないケースも。
ただし、生地が重くなるお菓子や、仕上がりの食感が大切なレシピでは不向きなので注意しましょう。
手で粉をふるう
粉をボウルに入れ、清潔な手で軽く混ぜたり揉んだりすることで、ある程度ダマを崩すことができます。
完全に均一にするのは難しいですが、道具が一切ないときには手軽な方法のひとつです。
湿気があると手に粉がつきやすくなるので、粉は必ず乾いた状態で扱いましょう。
シーブやストレーナーを使う
目の細かいシーブやストレーナーは、粉ふるいにかなり近い役割を果たします。
粉を入れてスプーンでトントンと叩けば、ふんわりとした状態に整えることができます。
粉の量が多いときや、できるだけ本来の仕上がりに近づけたいときに便利な代用品です。
フォークやホイッパーで混ぜる
粉をボウルに入れたあと、フォークやホイッパーで軽くかき混ぜる方法もあります。
ダマを潰しながら空気を含ませることができ、簡易的な粉ふるいとして活用可能です。
ただし、混ぜすぎると粉が飛び散ることもあるので、やさしく混ぜるのがポイントです。
粉ふるいの代用品に関するよくある質問


粉ふるいの代用品について調べていると、ちょっとした疑問がいくつも出てきますよね。
ここでは、検索されることの多い質問を中心に、よくある疑問にわかりやすくお答えします。
- 粉ふるいの代用品として一番使いやすいものは何ですか?
-
目の細かいざるやストレーナーが最も使いやすく、ふるいに近い仕上がりになります。
少量なら茶こし、大量に使うならざるや味噌こしがおすすめです。 - 泡立て器で粉ふるいの代用はできますか?
-
はい、できます。
泡立て器で粉をぐるぐると混ぜることで、ある程度のダマを崩し、空気を含ませる効果も得られます。
ただし、ふるいほどの細かさは出ません。 - ジップ袋で粉ふるいの代わりになるって本当ですか?
-
ジップ袋に粉を入れて軽く揉むことで、ダマをほぐすことは可能です。
完全なふるいの代用ではありませんが、緊急時には十分役立ちます。 - 粉ふるいをしないとどうなりますか?
-
粉のダマが残ってしまい、生地にムラが出たり食感が悪くなる可能性があります。
スポンジケーキやシフォンケーキなどでは、仕上がりに大きく影響します。 - 粉ふるいはどんなときに省略してもいいですか?
-
ホットケーキや蒸しパンのように、そこまで繊細さが求められないレシピでは省略しても問題ない場合があります。
ただし、粉の状態が悪いときは省略しない方が安心です。
粉ふるいの代用品まとめ
粉ふるいがなくても、工夫次第で十分代用できます。
大切なのは、粉を均一にして、ダマをなくし、空気を含ませるという目的をしっかり意識することです。
ざるや茶こし、泡立て器、ジップ袋など、身近な道具でもふるいに近い効果を得ることができます。
特に、粉を軽く叩いたり混ぜたりするだけでも、生地の仕上がりは大きく変わります。
粉ふるいがないときにおすすめの代用品は、以下の通りです。
- ざる・ストレーナー:一番ふるいに近く万能
- 茶こし・味噌こし:少量の粉に向いている
- 泡立て器・フォーク:軽く混ぜるだけでもダマが崩れる
- ジップ袋・フードプロセッサー:応用的だけど意外と便利
また、簡単なおやつ作りなどでは、粉ふるいを使わずにそのまま混ぜても大きな問題はない場合もあります。
「ないから作れない」ではなく、「あるもので工夫して楽しむ」くらいの気持ちで、気軽にチャレンジしてみてくださいね。
粉ふるいの種類や選び方をもっと知りたい方は、お菓子・パン作りの総合サイトcottaも参考になります。
ステンレス製のふるいやコンパクトなタイプなど、用途に応じた商品が豊富にそろっています。
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「それ、家にあるもので代用できるかも?」気になる方は